和歌山のフレンチは、心まであたたかい。——有田川町「ナチュラルガーデン」前川さんと壁屋さんの物語

有田郡有田川町にあるフレンチレストラン「ナチュラルガーデン」。
料理人として全国で活躍したシェフ前川さんと、元ウェディングコンシェルジュの壁屋さんが営む、笑顔と優しさがあふれるお店です。地
元食材を活かした料理やお菓子はもちろん、訪れる人の心に残るのは、何よりもおふたりのあたたかな人柄。その魅力を取材しました。
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有田川町に生まれた、あたたかなフレンチレストラン
リーガロイヤルホテルや広島のアンデルセンでの豊富なキャリアを経て、前川さんが故郷・有田川町に戻り開業した「ナチュラルガーデン」。当時は飲食店も少なく、みかん農家のおばあちゃんが野良着で訪れるような、地域に根ざしたスタートだったといいます。
お客様との距離が近い。ピアノで祝うバースデー
来店すると自然と笑顔になれる空間。それもそのはず、誕生日のお客様には前川さんがピアノを弾きながら「ハッピーバースデー」を歌ってくれるという、心温まるサプライズも。そんなアットホームさが、何度も通いたくなる理由のひとつです。
地産地消と“想い”が詰まった料理とお菓子
「和歌山の食材が好きだから」と、メニューは地元食材を中心に構成されています。スイーツも「コーヒーに合うものを」と、店内で丁寧に手作り。knotMARCHEで取り扱うお菓子も、おふたりの温かさがそのまま詰まったような優しい味わいです。
「今日は口紅をつけてきたよ」——小さな変化が嬉しい
店長の壁屋さんが語ってくれたのは、常連のおばあちゃんの話。「最初は野良着だったのに、最近は口紅をつけてきてくれるんです」。そんな小さな変化に気づき、心から喜べるお二人の姿に、このお店の魅力が詰まっています。
おいしい料理と笑顔、そして地域への想い。すべてが調和した「ナチュラルガーデン」は、ただのレストランではなく、訪れる人に“心地よさ”という余韻を残してくれる特別な場所です。おふたりに会いに、ぜひ一度足を運んでみてください。